279 :名無しさん@おーぷん
十ウン年前に私達家族を捨てた父が訪ねてきた


最後に会った時よりもずいぶん痩せたね
身なりはよくてお金には困ってないみたいだけど
ああ、いまけっこう偉いんだ、ふうん
私を見て嬉しそうな顔をしてさ
うん、その笑顔で楽しかった思い出が少し蘇ったよ

でもね
いまさらなのよ
やりたいこと、なりたい将来の自分のために妻子捨てたのはお父さんじゃない
小学生だった私や妹抱えてお母さんがどれだけ苦労したか
お父さんが継がなかった家業、結局お母さんがイチから勉強して支えたんだよ?
寝たきりだったおばあちゃんも最期まで看取ってさ
知ってる?知らない?
どっちでもいいよそんなの
苦労した事実があって、そのお母さんを支えてくれた新しいお父さんがいる
それが大事なの
もうお父さんは大事じゃないの
好きなことして、なりたい自分になれたんでしょ?
「だから迎えにきた」って
何言ってるの?
待ってるなんて言ってないでしょ?
迎えに来てなんて言ってないでしょ?
そもそもそんな資格ないでしょ?
今お母さんも私も妹も幸せなの
お父さんは要らないの
もういまさら手遅れなの
「やり直したい、償いたい」って
じゃあ時間巻き戻せばいいじゃない
過去に戻って別の選択肢を選んだらいいじゃない
この現実にはもうお父さんのことを必要な私達はいないの


そこまで言われて父はようやくトボトボと帰っていった
母と継父が旅行に行っててよかった
妹(県外の大学に行ってる)はもしかしたら会いたかったのかもしれないけど
家族ごっこしたいなら今の奥さんや子供さんとやって
別居してても嫌われてても、まぎれもなくそれが今のお父さんの家族なんだからさ


http://awabi.open2ch.net/test/read.cgi/live/1429714616/


1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2017年5月5日 10:49 ID:shurabahoka

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