348: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2014/02/20(木) 21:45:59.26 ID:A2Ub1zWU
修羅場スレで合ってるのかどうか、ちょっと自信がないが、後輩の修羅場。
滅茶苦茶長くなった。すまない。

 登場人物(当時)
現場 :老人施設。いわゆる特養。
俺氏 :中堅職員。新人指導担当(20代半ば)
A君 :新人職員。短大卒(ハタチ)
Gさん:陽気な爺さん(80歳↑)
看護師:看護師。

当時の俺は老人施設に勤める中堅職員で、新人指導担当。
Aくんは勤め始めて1ヶ月の新人で、やる気はあれども、やはりまだまだ学生気分が抜けてないって感じだった。

その日は個室の施設利用者(ジジババ)に飲み物を配る手順を説明していた。
「○○さんはこの時間はコーヒー」「△△さんはポカリが好きだ」って感じだな。


349: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2014/02/20(木) 21:47:11.45 ID:A2Ub1zWU
で、件のGさんは、ちょっとボケが入ってるがまだまだ意識ははっきりしてて、会話もスムーズだ。
普段は「失礼しま~す」って部屋に入って、「お茶を入れに来ました」って言えば、Gさんも「おお、ありがとう。ここで飲むからちょっと待っててくれ」って感じの爺さんで職員からも好かれている。

その日もいつものように、俺氏はA君に「じゃ、Gさんにこのお茶を渡してきて下さい。いつもその場で飲んでくれるから、コップも受け取ってくださいね」と指導。
A君も「分かりました」「失礼しま~す。Gさん、お茶をお持ちしました~」って元気に部屋に入っていったんだ。

いつもなら、Gさんがお茶を飲むまで数分くらいはかかるんだが、その時は随分短時間で戻ってきた。
「あれ?早かったですね?」って聞いたら、A君がこう言った。
「いや、何かGさん、すごく良く寝てて、声を掛けてもゆすっても起きないんですよ。大口開けて大イビキかいてました。無理に起こしちゃ気の毒だと思ってそのまま戻ってきました」だと。

350: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2014/02/20(木) 21:48:15.56 ID:A2Ub1zWU
その瞬間に俺氏の脳裏によぎるGさんの既病歴(今までの人生でどんな病気にかかってきたか)
糖尿病 高脂血症 脳血管性認知症(軽度) 脳梗塞 etc・・・・・・
そして、Gさんは普段寝る時はイビキなんてかかない。

即座にGさんの居室へダッシュ。
確かにA君の言ったとおり、Gさんは大イビキで寝てるように見える。ヨダレまで垂らしてるな。
大声で声を掛けても目覚める気配なし。手足の脱力感も見られる。
A君は、「あの、どうしたんですか・・・・・」と不安そうだが、一刻を争うと判断。
すぐに業務用の携帯電話で医務室へTEL。

「□□号室のGさんに脳梗塞の発作と思われる症状が見られます。至急来てください」

もうこの時点でA君は「え!?」とパニックになりかかってるが、看護師は呼んだから落ち着くように説明。
そして、この後に看護師へ状況を説明するため、可能な限りGさんの状態を確認。
呼吸状態とか脈拍とかな。
この時、ちょっと強い命令口調になっちまったのが俺氏的には不覚。
普段誰に対しても笑顔&丁寧語で接してたから、A君からしたら温厚な先輩がいきなり厳しい態度になったように見えただろうな。

351: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2014/02/20(木) 21:49:27.61 ID:A2Ub1zWU
そして看護師も到着。状況を説明する俺氏。オロオロするA君。
看護師もGさんの症状が脳梗塞の発作によるものと判断したらしく「緊急時の対応は?」
俺氏「家族との話し合いで、発作時には救急搬送となっています」
看護師「では、お願いします」

で、俺氏はA君に「これからやることを説明するからついて来い」とこれまた強い口調で指示。
その後は職員事務室で、Gさんの保険証のコピーや服用してる薬のリスト、生年月日等の記録を引っ張り出して119をプッシュ。
Gさんがどんな人で、どんな状態に陥っているのかを手早く説明。救急車を要請。
その後は救急車が来るまでの時間に、Gさんの家族へTELして状況説明。

資料を引っ張り出してる時には「いずれ、A君にも出来るようになってもらいたいから」とか言ったが、今から考えたら1ヶ月目の新人にとっちゃハードル高すぎる経験だったかも知れん。
実際、A君は今にも泣きそうな顔でオロオロしてた。
緊急時に自分が何をすれば良いのか分からないってのは怖いよな。

で、Gさんは到着した救急車に乗せられ提携してる病院へGO。後の処置は医者に委ねられた。
俺氏はA君のフォロー。さぞ怖かっただろうと思う。
A君も「僕、もう少しでGさんを見ころしに・・・・・・」とすげぇ落ち込んでるし。
A君的には、勤め始めてわずか1ヶ月で見知った爺さんが生タヒの境に立たされて、その現場に立ち会わされたんだ。さぞ内心修羅場だったろうな。
俺氏もその後は態度を平常モードに戻して、緊急時の対応についてとか説明したな。

352: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2014/02/20(木) 21:50:31.33 ID:A2Ub1zWU
後日談

Gさんは2週間くらいで帰ってきた。幸い症状は軽く、発見も早かったから後遺症もほぼなかった。
「兄さん達が俺の命の恩人なんだって? ありがとうな~」と笑顔で話すGさん、マジGさん。

A君も最初はGさんに対して恐縮気味だったが、このGさんの言葉がきっかけになったのか、その後は覚醒した。

俺氏や他の先輩職員に、介助技術や心構え、施設の理念や緊急時の対応とか、そりゃもう熱心に聞くようになった。
もともとやる気はある奴だったし、あっという間にベテランの仲間入りをしていったな。

その後、更に数年が経ってGさんは天寿を全うした。最後までGさんはGさんだった。
A君はそれからもいくつかの修羅場を乗り越えて成長。
今じゃ立派な中堅職員で、新人の指導もしてるw

俺氏は法人内の人事で別の部署へ異動になって、A君とも離れる事になったが不安は無い。
後輩が立派に育ってくれて、すげぇ誇らしい気分でカキコ。
スレチだったらすまん。

引用元: http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1389865003/


1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2015年7月12日 10:49 ID:shurabahoka

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